元気新聞

寒い日は、温かいお風呂にゆっくりつかりたくなりますね。
身近なものを使った〝手作り入浴剤〟で温浴効果をアップしてみませんか?

しょうが

しょうがひとかけら分をすりおろし、搾った汁を湯船に入れてかき混ぜます。または薄くスライスしたしょうがを布袋に入れ、もみながら入浴します。
<効果>
ショウガオールの働きにより芯までじんわりと温まり、効果血行が促進されます。冷え症や肩凝り、新陳代謝アップ、関節痛などにも効果が期待できます。

みかんの皮

みかんの皮10~20個分を陰干ししたものをネットに入れて湯船に入れます。生の皮であれば、2~3個分でもOK.
<効果>
皮に含まれるリモネンには血行促進効果が、脂溶性成分には保湿効果があります。
また、かんきつ系の香りにはリラックス効果があるほか、ビタミンCは水道水の塩素を中和してくれます。
※生の皮を使用する場合、あまり搾らないこと。

綠茶

緑茶の出がらし茶葉をティーバッグなどに入れ、湯船に入れます。
<効果>
緑茶のタンニンには収れん作用があり、毛穴の引き締め効果効果があるほか、カテキンには皮膚のかゆみを抑える作用が期待できます。
※ティーバッグはもみ過ぎず、少し色が付く程度に。

大根の葉

切り落とした大根の葉を風通しの良い日陰で2~10日陰干しをして乾燥させたら、細かく刻んで布袋やティーバッグに詰めて湯船に入れます。
<効果>
大根の葉には塩化物や硫化イオンなどの温泉成分も含まれており、温め効果や肌の新陳代謝を促します。
また、皮膚のたんぱく質に膜を作って肌を保湿しながら保温する働きもあります。

ヨモギ

先端の若い葉を5~6本ほど細かく刻んで水から煮出し、10~20分ほど沸騰させたら煮汁を漉して湯船に入れます。
春に収穫して乾燥させておいたものを30gほどティーバッグに詰めて湯船に入れてもOK。
<効果>
昔から皮膚の民間薬として知られるヨモギは、タンニン効果などの収れん作用が皮膚疾患の改善や美肌に効果が期待できるほか、血流改善、保湿効果も。

重曹

湯船に食用重曹を大さじ1杯入れて混ぜます。
<効果>
皮膚の汚れを落とし、美肌効果が期待できます。また、湯上がりの爽快感がアップし、湯冷めしにくくなります。
残り湯で掃除すると、浴槽の汚れが落としやすくなります。
※重曹には直接手で触れないこと。

湯船に大さじ2杯の塩を入れて混ぜます。
使う塩は、食卓塩や加工塩よりも、ミネラルを多く含む岩塩や天然塩がおすすめ。
<効果>
温泉成分の一種でもある塩には、保湿効果があります。
※自動お湯はり装置や追いだき機能のある給湯器の場合は、給湯器内部をさびさせる可能性があります。

クエン酸をプラスしてバスボムに!

バスボムとは、シュワシュワと泡を出しながら溶ける発砲タイプの入浴剤。
重曹20gにクエン酸10g(いずれも食用)を食品保存袋に入れて混ぜ、霧吹きで湿らせてから型に入れて乾燥させるとバスボムになります。

<効果>
炭酸ガスが皮膚から吸収されて血管を拡張させるので、血流が良くなり体が温まり、疲労回復に。