元気新聞

秋は、スポーツには絶好の季節です。正しい知識をもって、効果的に行いましょう。

運動をするのは朝がいい?


朝は交感神経が優位な時間帯。
血管が収縮しているため、筋肉は硬く、血圧も高い状態です。
このような状態で運動すると、けがや体調不良を起こしやすくなります。
運動をするなら夕方がおすすめです。
あまり体を使っていなくても、多くの人は仕事後などに肉体的な疲労を感じます。
これは、うっ血や血流の悪さが原因です。
夕方にウオーキングなどの軽い運動をすると血流がよくなるので、かえって疲れがとれます。

空腹時に運動をすると減量に効果的?

食事をしてから時間がたつと血糖値が下がり、それを脳にある満腹中枢が感知することで、人は空腹を感じます。
空腹状態で運動をしてより血糖を消費しようとすると、体は予備のエネルギーである脂肪を利用していきます。
血糖値が高い満腹状態での運動は血糖が消費されるため、高血糖の予防などにはおすすめですが、脂肪を燃焼させるためには血糖値の低い空腹時の方が効果的なのです。

みは運動で解消するのがよい?


ひざに痛みがある場合、動かないで安静にしてばかりいると、ひざを支える筋力が低下し、ひざへの負担が増えます。
一方、運動をすると、ひざを支える筋力がアップし、ひざへの負担も軽くなって痛みが解消していきます。
ひざや肩、腰などの体を動かすための運動器の治療は、積極的に体を動かして治す運動療法が基本となっています。
かかりつけ医に相談して、無理なく効果的な運動を行いましょう。

運動は20分以上続けてやるべき?


運動を始めて脂肪が燃やされるまでに20分以上かかるという「20分神話」がありますが、これは間違いです。
安静にしていても体脂肪はつねに分解されてエネルギーとして使われています。
5分でも運動をすれば脂肪は燃やせるので、スキマ時間をみつけて運動を実践しましょう。
また、階段をのぼる、雑巾がけをするなど、日常でこまめに体を動かしていれば、確実に脂肪は燃焼されます。