元気新聞


同じような環境にいて、体力も同じくらいのはずなのに、頻繁にカゼをひく人と、まったくひかない人がいます。この違いが免疫力の差です。免疫力を高めれば、感染症などにかかりにくい体をつくることができます。

免疫力の主役「NK細胞」が体内をパトロール!

免疫力をつかさどるのは、リンパ球という細胞です。なかでも最も重要なのが「NK (ナチュラルキラー) 細胞」。全身の血管内を流れながら常に体内を巡回パトロールし、ウイルスやがん細胞などの異物をいち早く発見して退治してくれるのです。NK細胞の活性化が免疫力アップのカギといえます。

免疫力アップの6つのヒント

1 規則正しい生活

早寝早起きを心がけ、規則正しい生活リズムを習慣に。NK細胞の活性が低くなる午後11時~午前2時はなるべく熟睡しているようにしましょう。

2 体を温める

体温が35度台になると免疫力が低下します。平熱が低い「低体温」の人はとくに要注意です。
・衣類を調節し、体を冷やさない
・入浴はぬるめのお湯でゆっくりと
・体を温める食品をとる(しょうが、 根菜類など)

3 軽い運動をする

NK細胞の活性化には、ハードな運動ではなく、軽いウォーキングなどが適しています。スピードをあげすぎず、軽く汗ばむ程度の速さで歩きましょう。

4 バランスのよい食事をとる

基本は、いろいろな食品をバランスよく腹八分目に食べること。そのうえで、免疫力アップの食品を適度にプラスするとよいでしょう。
<これをプラス! 免疫力アップの食品>
ヨーグルト、きのこ類、野菜類

5 ストレスと上手につきあう

ストレスの多い状態が長く続くと、免疫力が低下します。ストレスはこまめに吐き出し、ため込みすぎないようにしましょう。

6 よく笑う

笑うことは免疫力アップにつながります。友人との談笑やお笑い番組を見るなど、大笑いできる機会を増やしましょう。
つくり笑顔をするだけでも効果があります。