元気新聞

春は、環境の変化に心身の対応が求められる季節です。
知らないうちにストレスがかかっていますので、意識的に“ゆとり”を持ち、リラックスできる時間をつくりましょう。

初期のストレスは自覚できない

心身は、緊張の時間とリラックスの時間のバランスがよいことで健康でいられます。
ストレスが多いと緊張の時間が長くなり、このバランスが乱れてしまいます。
しかし、バランスの調整は自律神経によるため、乱れを自覚することは困難です。
春はストレスを感じやすいことを踏まえたうえで、抱えているライフイベントを整理し、緊張の時間が長くなりすぎないように気をつけましょう。

春はストレスを感じやすい

春は、異動や昇進などの働く環境の変化、子どもの進学や地域の役員改選などのプライベートの環境の変化が多い季節です。
周囲の環境の変化はストレスの原因となります。このような場合、変化が起きる前から不安や緊張でストレスを感じていることが多いため、長期間ストレスにさらされている状態といえます。
また、季節の変わり目であること、1日の寒暖差が大きいこともストレスになります。

“ゆとり”の時間を増やす

忙(せわ)しないときに“ゆとり”の時間を持つには工夫が必要です。
予定が詰まっていれば1つの遅れが新たなストレスになり、自分のすべきことが多すぎればそれ自体がストレスになるからです。
例えば、プライベートの予定を減らす、夕食を自炊せず外食や中(なか)食に変えてしまうなどはいかがでしょうか。
予定のない時間や、自分でやることのアウトソーシングがリラックスにつながります。
春は“ゆとり”の時間を意識して増やしてみましょう。

睡眠時間を大切にする


睡眠は、ストレス解消の基本です。
緊張する時間が多いと、つい自分の時間を持ちたくなってしまいますが、睡眠時間を減らしてまで行うことではありません。
まず睡眠時間の確保を最優先にし、体を休めるようにしましょう。
早めに就寝し、自分の時間は朝持つようにするのがおすすめです。