元気新聞

感染症にかかっても、軽症で済む人もいれば、重症化してしまう人もいます。手洗いなど感染予防の努力をしたうえで、それでも身を守る最大の味方は「免疫」の働きです。
インフルエンザ対策としても役立つ、免疫力を強化する生活ポイントをご紹介します。

1.規則正しい生活が基本

長引く新型コロナ対策で、生活リズムが乱れてしまった人も多いはず。
そんなときこそ基本が大事。
毎朝同じ時刻に起きて、起床後に太陽の光を浴びて、きちんと朝食をとりましょう。
体内時計がリセットされて、夜のスムーズな入眠につながります。

2.腸内環境を整えよう。

人の免疫細胞の約7割は腸内に生息しており、腸内環境を整えることは免疫力アップに欠かせません。
腸内環境改善のカギを握るのが、発酵食品と食物繊維です。
栄養バランスのよい食事を基本に、みそ・納豆・ヨーグルトなどの発酵食品と、野菜・きのこ・根菜類・海藻類などから食物繊維を積極的にとりましょう。

3.適度な有酸素運動を

ウォーキングなどの適度な有酸素運動は、心地よい疲労感を生み、夜の快眠につながります。
また、全身の筋肉をまんべんなく動かすことができるため、体温上昇にもつながります。
外出できないときは「その場足踏み」でもOK。
ストレス解消効果も期待できます。

4.歯みがき・入浴を。大切に

口腔環境は全身の健康状態に影響します。
口の中を清潔にしておくことは、むし歯・歯周病予防だけでなく、生活習慣病や新型コロナ、インフルエンザなど感染症の予防にも役立ちます。
また、入浴も身体を温めることにより、血流をよくしたり、免疫に関係する細胞を活性化することにより、免疫力を上げるといわれています。
湯船の中で体の芯まで温まりましょう。

5.笑顔・深呼吸でストレス対策

「笑い」は免疫細胞を活性化させます。
意識して笑顔を作りましょう。
作り笑いでも脳が反応してよい効果があらわれます。
「深呼吸」もおすすめです。
自律神経のバランスを整える働きがあり、ストレスによる緊張をやわらげてくれます。