元気新聞

※ 足腰の骨や筋肉、関節などが衰え要介護やその予備軍になっている状態を「ロコモティブシンドローム(ロコモ:運動器症候群)」と呼びます。

ロコトレにはスクワット

椎膝関節など過剰な負担をかけずに半身の筋力を鍛えると同時にバランス能力を高め、簡単にできるロコトレには 「スクワット」が有効です。


1 脚を肩幅よりも少し大きく開き、つま先を30度ほど外に開く。
2 お尻を突き出し、息を吐きながら椅子に座るようにゆっくり腰を下ろしていく。
3 前傾姿勢になり、両手でバランスをとりながらさらに腰を下ろす。
4 息を吸いながら、ゆっくりと元の姿勢に戻る。

膝がつま先より前に出ないようにします。また、膝を内側に曲げると傷めるので注意しましょう。
※痛みのあるときはやめましょう。無理のない範囲内で行ってください。

新たな国民病!?

皆さんは「ロコモ」という言葉をご存じですか? 「骨」「関節」「筋肉」の働きが加齢によって低下し、次第に歩けない、立てなくなり、将来介護が必要な状態になることをロコモティブシンドローム(ロコモ)といいます。40歳以上の5人に4人がこのロコモ予備群と推定され、メタボに続く新たな国民病になるといわれています。
男女共に40代後半から体力が低下するので、早いうちからのケアが大切です。足腰の筋肉をバランスよく鍛えて、ロコモを予防しましょう。

ロコモを防ぐ生活習慣


背筋を伸ばすだけで、腰や膝への負担が減り、筋肉も正しく使われるようになります。 日常で体を動かす機会を増やしましょう。


規則正しいバランスのよい食生活を心がけましょう。カルシウム、ビタミン D、ビタミン K、筋肉や軟骨の素材となるタンパク質を摂ることも大事です。


運動をするときは、急激なストレッチや激しい運動はかえって関節や軟骨を傷めるので、ストレッチはゆっくり、運動量は加減して行いましょう。


膝や腰に痛みを感じたら放置せずに、痛みが続く場合は必ず病院で受診してください。