元気新聞

店先においしい「秋の味覚」が並ぶ季節になりました。
食欲不振の夏から一転、食欲旺盛で秋太り……などと いったことにならないよう、食べ過ぎにご用心!
「食べたいものを、食べたいだけ」では、健康を損なうことにつながります。
生活習慣病を防ぐために、食習慣を少しずつ見直していきましょう。

バランスに気をつける! いつ・どこで・何を食べるかを大切にしよう

朝食を摂るリズムをつけよう

朝食を摂ることは、午前中の栄養を補給するだけでなく、1日の生活リズムを整えるために役立ちます。
昼食の食べすぎ防止にもつながりますので、朝食を摂る習慣のない人は、簡単に用意できる卵料理や果物などから始めてみましょう。

同じメニューが続かないようにしよう

好きだからといって同じようなメニューが続くと、栄養バランスが偏ってしまいます。
外食が多い人は、行くお店のローテーションをつくっておくと安心です。
同じお店が続くときは、メニューのローテーションをつくっておきましょう。

食材の数に注目しよう

いろいろな栄養素を摂るためには、食材数の多い食事が理想的です。
いつもより1品食材を増やしたり、彩りにこだわって調理すると自然と増えていきます。
外食で丼などの単品料理を食べるときは、サラダを追加しましょう。

「ま・ご・わ・や・さ・し・い」をそろえよう

「ま(豆類)・ご(ゴマ)・わ (海藻類)・や(野菜)・さ(魚)・ し(キノコ類)・い(イモ類)」 は、意識して摂らないと不足しがちな食材です。
日持ちのする食材は、買い置きして積極的に使いましょう。

食べ過ぎに気をつける! 「いただきます」の後は、こんなことを思い出そう

よく噛んで食べよう

よく噛んで食べると、満腹中枢が刺激されて食べすぎ防止になります。
また、消化や唾液分泌の促進にもつながります。
食材を大きくカットしたり、根菜類を増やすのがおすすめです。

野菜から食べよう

炭水化物より先に野菜や海藻類など食物繊維の多いものを食べましょう。
血糖値の上昇がゆるやかになってインスリンの分泌が抑えられ、血糖が脂肪に変わりにくくなります。

箸を置く回数を増やそう

常に箸を持ったままだと、知らないうちに口に食べ物を運ぶスピードが速くなります。
意識して箸を置く回数を増やし、食事はゆっくり 楽しみましょう。

「おかわり」「大盛り」は卒業しよう

基礎代謝(何もしなくても消費されるエネルギー)は、加齢とともに減少していきます。
食べたいだけ食べても太らなかった時期はいつか終わりますので、体重が増加に転じる前に 「おかわり」「大盛り」は卒業しておきましょう。