元気新聞

体を温める作用のあるジンジャー(生菱)は、寒い冬に欠かせない食材のひとつです。
ジンジャーパワーを上手に活用して、かぜや冷えから身を守りましよう。

「かぜの引き始めには生姜湯を飲むと良い」と言われるように、ジンジャーは漢方では薬効のある食材として、欧米やインドではスパイスの一種として用いられ、さまざまな健康効果が期待されてきました。
理由は独特の辛味成分にあります。
ジンジヤーに含まれるジンゲロールなどの辛味成分は、体内のとリわけ自律神経に適度な刺激を与え、血液の循環を良くして新陳代謝を活発化させ、体を芯から温めてくれる働きがあリます。
さらに、食欲増進や疲労回復効果もあるので、手足や体の冷えだけではなく、疲れが抜けない時や季節の変わり目による体調不艮の時などにも積極的に取り入れてみましよう。
またジンゲロールには腸のぜん動活動を高めて老廃物の排泄をよくする作用もあり、美肌やダイエツトを気にする女性にも好まれています。
薬味の代表格として親しまれてきた生姜ですが、この冬はジ ンジヤーそのものを楽しんでみませんか。

作ってみよう♪ 冬にピッタリのジンジャーレシピ


作り方
①大きめのマグカップに七分目の水を入れ、すりおろした生萎(小さじ1)、片栗粉(小さじ1)を加えて軽く混ぜ合わせる
②ラップをして電子レンジで1分加熱する。
③電子レンジから取り出してよくかき混ぜ、もう1回ラップをしてさらに1分加熱する。
④電子レンジから取リ出し、しっかリとかき混ぜてから好みの味付けをする。
POINT
味付けはリンゴのすリおろし+蜂蜜で甘めに、またはかつおぶし+味噌で和風にすると美味しく飲めます。



作り方
①生萎(100~200g)は皮の薄いものを選び、よく洗って薄くスライスする。
②水を張ったボウルに①を入れ30分ほどアクを抜く。
③広口の瓶など保存用の容器に②を入れ、その上から蜂蜜をかけて蓋をする。そのまま涼しい場所で1週間ほど寝かせる。
POINT
ジンジャーエキスたっぶリの蜂蜜は料理の隠し味や甘味づけにもおすすめ。漬けた生姜はそのまま食べても美味しいです。



作り方
①生萎20g程度をすリおろして、おろし汁を容器に移す。
②紅茶や緑茶に、①のおろし汁小さじ1杯を飲む直前に加える。
POINT


生姜は繊維に沿ってすリおろせば、そのまま加えても美味しく飲めます。おろし汁をガーゼなどで絞るとより飲みやすくなります。