元気新聞

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爪もみは自律神経のバランスを整えて、免疫力を高める健康法。
血行もよくなるため、さまざまな不調を改善する効果も期待できます。
いつでもどこでも簡単にできる爪もみを習慣にして、元気に秋を過ごしましょう。

爪もみのやり方

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◆刺激する場所

「井穴」のツボは、爪のはえぎわから2mmほど指のつけ根側にありますが、その付近を押せばOKです。

◆刺激のやり方

手指の井穴のツボを反対側の手の親指と人差し指ではさみ、約10秒ギュっと押す。刺激の強さはイタ気持ちいいぐらいで。これを両手の指すべてに行います。
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自律神経の乱れが免疫力を低下させる

同じ環境にいても、カゼなどの感染症にかかる人とかからない人がいます。この違いは免疫力の違い。免疫は体内に入ってきた細菌やウイルスなどの異物や、体内で発生したがん細胞などをやっつける体の防衛機能で、これによってさまざまな病気から身を守ることができます。
免疫は、ストレスや不規則な生活、生活習慣の乱れなどがあると自律神経のバランスが崩れて低下します。そのため、健康を維持するためには、日ごろから自律神経のバランスを崩さないようにすることが大切です。

「爪もみ」の効果

爪のはえぎわの両角には神経線維が密集する「井穴(せいけつ)」というツボがあり、東洋医学ではこのツボが自律神経を調節するポイントと考えられています。
爪もみは井穴を刺激する健康法で、ここを刺激すると自律神経に伝わりバランスが整います。それによって免疫力が高まり、血液の流れもよくなります。指先には毛細血管も密集しており、
爪もみの刺激はこれらの血管の血流を促すポンプのような役目も果たします。1日2~3回を毎日続ければ、血行が良くなり不調改善に効果があるといわれています。