元気新聞

現代人の3人に1人が慢性の疲労をかかえているといいます。

慢性の疲労とは「6ヵ月以上疲労感が続き一晩以上寝ても疲れがとれない」状態を指すもの。
現代には過労働、睡眠不足、複雑な人間関係などさまざまな疲労の原因があふれています。
それが、私たちの体と心に負担となった結果が慢性の疲労として現れているのです。
 
疲労は、体と心の両面から起こることが考えられますが、体の疲労が積み重なることで、さまざまな体の不調が起こることを「累積疲労(蓄積疲労)」、心のストレスから体の不調が出る「心身症」などと区別しています。
 
疲労が進むと、医療機関で検査しても何の異常も見つからないため、ときには「怠け病」などといわれ、つらくてうつ病のような状態になる人もいます。

疲労は十分に休息し、適度な運動をするなど生活習慣を変えることで自己回復できます。
また、疲れを蓄積しないためにも、上手に気分転換を図ることは必要です。

下のイラストを参考に、食事、運動、睡眠といった基本的な生活習慣を見直して、疲労を予防する工夫をしましょう。

疲労をためないためには? 予防・解消のポイント

※早く回復しようと「頑張り過ぎない」こと!毎日少しづつでも、継続して続けることが大切です。

*仕事時間を工夫する
長時間残業が続くようなら上司に相談を。昼食時は15分でもいいので体を休める。
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*「いまがすべてではない」という心の余裕をもつ
頑張りすぎない。「ほかにも道はあるさ」という柔軟な発想が大切。

*昼は日光に当たり、夜は暗いところで寝る
睡眠のリズムを取り戻すことで自律神経が安定。
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*夕食は就寝の3時間前までに
睡眠に関係する成長ホルモンの分泌を促すために、寝る直前には食べない。
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*適度な運動を心がけよう
気持ちよく体を動かす時間を意識的にもつ。
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*偏頭痛や肩こりにはお風呂が効く
ぬるめのおふろに最低でも20分はつかる。半身浴がお勧め。