元気新聞

実りの秋――。
お酒の美味しい季節になりました。お酒は、食事をよりおいしく楽しくしてくれる反面、付き合い方を間違えると大きなダメージをもたらします。あなたはお酒と上手にお付き合い出来ていますか?

1.気持ちいい状態と酩酊状態は紙一重!

お酒を飲んだ時の「心地よい状態」と「酩酊状態」では、アルコールの血中濃度に大きな差はありません。
つまり、気分よく飲んでいても、突然体調が変化するのが怖いところ。
下の表を参考に、「切り上どき」をコントロールしましょう。

*酩酊状態 …大声を出したり、ふらつきが始まる時期


1日あたり、純アルコールで40gが限度の目安です。

◆純アルコール20gに相当するお酒の目安◆

●ビール中ビン1本(500ml)
●日本酒1合(180ml)
●焼酎(110ml)
●ウイスキーダブル1杯(60ml)
●ワイン1/4本(180ml)
●缶チューハイ1.5缶(520ml)

体重60kgの男性が純アルコールを40g摂取した場合、アルコールが体内で分解されるには約7時間かかります。

2.未成年の脳の神経細胞を破壊し、人格を変えてしまう危機が!

未成年が日常的にアルコールを摂取すると、脳の神経細胞が破壊され、学業不振や人格形成に大きな影響を及ぼします。また、大人に比べてアルコールを体内で分解する酵素の働きも弱いため、急性アルコール中毒の危険性も高くなります。未成年の飲酒を大目に見たり、面白半分で勧めることはやめましょう。

3.寝酒は逆効果な場合も!

寝酒をすると、寝つきはよくても途中で目が覚めてしまうことがあります。質のよい睡眠のため、寝酒は控えましょう。

守ろう!適正飲酒の10ヶ条

1.談笑し 楽しく飲むのが基本です
2.食べながら 適量範囲でゆっくりと
3.強い酒 薄めて飲むのがオススメです
4.つくろうよ 週に二日は休肝日
5.やめようよ きりなく長い飲み続け
6.許さない 他人への無理強い・イッキのみ
7.アルコール 薬と一緒は危険です
8.飲まないで 妊娠中と授乳期は
9.飲酒後の運動・入浴 要注意
10.肝臓など 定期検診を忘れずに

 

お酒を「悪者」にするかしないかは、飲む人次第!
わが子や身の回りの若者に配慮することも、「大人」のお酒のマナーのひとつです!