脳が若いってどういうこと?
人間の脳には全体で1000億個以上の神経細胞があり、これがネットワークを作って様々な情報を伝達していますが、20歳を過ぎると1日に10万個程度が失われるとされています。これによって、記憶力や計算力の衰えのほか、物事への積極性がなくなるなど、若い頃にできていたことができなくなるのが脳の老化です。
これは、神経細胞の減少するスピードが早く、ネットワークがつながりにくくなっていることに起因します。逆に、神経細胞が減少するスピードが遅く、神経細胞のネットワークが盛んにつながっている状態は“脳が若い”と言えます。
もし、老化が進んだとしても近年の研究では、神経細胞は生涯にわたってつくられるため、脳のネットワークは再生可能であることがわかっており、これが脳のアンチエイジングにつながるわけです。
どうすれば脳を若く保てるの?
若い頃と同じように脳が活発に働き、衰えを感じないよう若さを保つにはどうすればいいのでしょう。やはり脳も身体の一部ですから、大前提は身体の健康を保つことだといえます。ここでは、脳の若さを保つのに良いとされる生活習慣をまとめてみました。
どうすれば脳を若く保てるの?
若い頃と同じように脳が活発に働き、衰えを感じないよう若さを保つにはどうすればいいのでしょう。
やはり脳も身体の一部ですから、大前提は身体の健康を保つことだといえます。
ここでは、脳の若さを保つのに良いとされる生活習慣をまとめてみました。
①趣味を持とう!
新しいチャレンジは、脳の司令塔と言われる大脳の「前頭前野」の活性化につながります。「趣味は仕事を辞めてから」という人もいますが、忙しい毎日の中でも好きなことを楽しむゆとりを持つことが大切です。
②よく笑おう!
笑いは免疫力を高め、ストレスは逆に免疫力を低下させます。脳の活性化にも笑いは関係しており、中国には「1回笑うと、10歳若くなり、毎日笑うと永遠に若い」ということわざもあるそうです。
③楽しく歩こう!
ウォーキングは、眼で景色を見て、手を振ってバランスをとり、皮膚で外気を感じ、匂いや季節の花の香りを嗅ぐなど五感がフル稼働します。しかも、下肢の筋肉を動かすことで、効率よく脳を刺激します。
④規則正しい食事!
脳のエネルギー源である「ブドウ糖」は、肝臓に蓄えられたグリコーゲンを変換して補っても12時間程度しか脳に供給できません。脳をエネルギー不足にしないためにも、規則正しい食生活はとても大切なのです。