元気新聞



1つひとつの動きをゆっくり行うことで筋肉を効率よく鍛え、やせやすくて太りにくい理想的な身体をつくるスロトレは週2~3回でOK。これなら長く続けられそうです。


●きれいにやせる
●体力がつく
●肌にハリがでる
●肩こりや腰痛が改善できる
●姿勢がよくなる

スポーツの秋です。そこで、これまで運動と無縁だった人でも気軽に始められて、しっかり続けられるスロートレーニング(通称スロトレ)をご紹介します。
お腹が出てきて、メタボが心配。でも、食事量を減らしたり、ウォーキングに励んでも、なかなかやせない……。それは筋肉の衰えが原因かもしれません。
人間の体は、何もしなければ1年で約1%落ちていきます。特に足腰の筋肉は衰えやすく、70歳で30歳時の半分ほどにまで落ち込んでしまうのです。筋肉が落ちると、運動能力が低下するだけでなく、安静時代謝が下がってしまい、肥満やメタボを招いてしまうのです。安静時代謝とは、体を動かさなくても、体の熱をつくるなどに使われているエネルギーのこと。実は、安静時代謝だけで、1日のエネルギー消費量の3分の2を占めるといわれます。
安静時基礎代謝を上げるのには筋肉をつけるのが近道。そこで、お勧めなのが、「スロトレ」。ポイントは、ひとつの動作に3秒から5秒かけて、ゆっくりとしかも常に筋肉に力が入った状態を保つこと。


下のイラストで紹介するスロトレは、いずれも5~10回を1セットとし、各3セットを行います。
1種目行ったらストレッチをして身体をほぐし、週3回を目標に行いましょう。

①イスに浅く腰掛け、膝を伸ばして足を浮かせる。息を吐きながら膝を胸に。息を吸いながら元の姿勢に(5~10回を3セット)。その後うつ伏せから状態を反らすストレッチ。

②肩幅程度に足を開く。背筋を伸ばし、膝をやや曲げる。息を吸って大腿が床と水平になるまで腰を落とす。息を吐いて元の姿勢に(5~10回を3セット)その後屈伸のストレッチ。

③右手と左膝を床につき、息を吐いて左手と右足を上げる。息を吸ってその手足を下げるが、手足は床につけない(10回を3セット)。反対の手足も同様に。その後前屈のストレッチ。