元気新聞

暑~い夏。寝苦しい毎日で、睡眠不足になっていませんか?
そんな、夏の季節だからこそチャレンジしたい健康法があります。
それは「早寝早起き」を習慣化させること。
しっかりと熟睡し、スッキリと目覚めれば、夏バテ知らず!この夏は、自分独自の「サマーターム」を実現してみませんか?

早起きして太陽の光を浴びたら、それだけで幸せな気分。気持ちも体も引き締まるような感覚を覚えた経験はありませんか?
朝方の人は夜更かしする人に比べて、病気になりにくく、ストレスもたまりにくいといわれています。これは早寝早起きをすることで睡眠の質が向上し、朝のだるさや心身の疲れを予防することができるから。
頭がさえて家事も仕事もスムーズにこなせ、そのうえ健康によいなら、早起き生活を試さない手はないですよね。

なぜ、早寝早起きは心身によい結果をもたらしてくれるのでしょう。それは脳内に存在するセロトニンという神経伝達物資が関係しています。
これは起きている間、脳に指令を送り続け、私たちの心と身体を整える働きをしています。セロトニンが活性化すると、脳も活性化し、スッキリした気分が持続。気持ちが安定した状態が続きます。逆に不足すると気分が不安定になったり、寝つきや寝起きが悪くなります。
セロトニンは太陽の光をあびると活性が高まります。とくに朝の光の量が最適な明るさ。早起きをすると気分がスッキリするのはそのためです。
さらに、昼間のうちに光をたっぷりと浴びておくと、夜になってメラトニンの分泌が増えるといわれています。メラトニンとは生態リズムを形成するホルモンの一種で、暗いところで分泌量が多くなり、眠くなります。


朝8時に出社する人がもし5時に起きたら、誰にも遠慮せずに3時間も自分の時間が持てることになります。その間に何ができるでしょうか。夜と違って頭は冴え、身体も軽いのですから、身につくものは大きいはず。
・新聞や本をじっくり読む
・ステップアップのための勉強
・仕事の企画を立てたり、資料を読む。
・草花の手入れをする
・ラジオ体操やウォーキングを楽しむ・・・etc
そのころには、お腹もすいてくるでしょうから、朝食もおいしく感じるはずです。


とかく寝苦しい夜が続く夏は、夜型の生活に陥りがちで、早起きの生活習慣に切り替えるのは、難しいかもしれません。
そこで、目覚まし時計をセットする時間にひと工夫。
多くの人の睡眠は、90分がひとつの周期で深い眠りと浅い眠りを繰り返しています。深い眠りの後に来る浅い眠りのとき、つまり6時間か7時間半後に目覚まし時計をセットしましょう。
浅い眠りのタイミングで音が鳴れば、目を覚ましやすいのです。