元気新聞


深まりゆく秋・・・。 
一年で最も快適に眠れる季節となりました。 
しかし、ストレスなどでなかなか寝付けず、不眠に悩む人も多いようです。 
日本人の5人に1人は不眠症を経験したことがあるといわれています。 
仕事や人間関係などでストレスがたまる一方の現代人にとって、十分な睡眠をとることは、至難のわざなのかもしれません。

 □ ストレスを感じやすい性質だ!
 □ 気になることがあると眠れない
 □ 夕食後にコーヒーや緑茶をよく飲む
 □ 眠る前に長時間テレビを見たりパソコンをする
 □ 布団に入ってから寝つくまで長い
 □ 夕食は寝る1、2時間前に食べる

 ※1~2個は注意、3~4は要注意、5~6は危険信号

現代人の睡眠は、質量ともに悪くなる一方にあります。 
ある調査では、成人の80%もの人が自分の睡眠に満足していないという結果が出ています。 
不眠症で最も多いのは、「精神生理性不眠」と呼ばれるもので、先進的な緊張やストレスが関係しているものです。
不眠の大半はこの症状で、一過性のものなので思いつめないことが大切です。 
不眠症の具体的な対策としては、「寝る前にぬるめのお風呂に入る」、「アルコールを飲みすぎない」、「寝る前にストレットをする」などです。 
この他、アロマテラピーなどで気持ちをリラックスさせ、自然と眠りへ誘うのも効果的です。

大きないびきをかく、よく寝たはずなのに眠い。 
そんな人は睡眠時無呼吸症候群かもしれません。 
肥満の人、あごの小さい人、舌の大きい人によくみられます。 
睡眠中に、舌や口蓋垂(のどちんこ)が気道をふさぐためにいびきをかいたり、呼吸が止まってしまう病気です。 
重症になると一晩のうちに500回も呼吸が停止してしまうこともあるといわれています。 
しかも、1回の呼吸停止時間が3分から5分にも及ぶ人もいるそうです。 
こうなると、脳をはじめ体中が酸素不足に陥ってしまい、疲労を回復することができません。
もちろん、熟睡もできませんから、昼間に耐え難い眠気が襲ってきます。
肥満で大きないびきをかく人は、注意しましょう。



■寝室
室温は夏なら25℃、冬は18℃、湿度は 50%ぐらいを目安に。 明るさも大切。暗すぎるとかえって眠れないこともあるので、適度な明るさに。
■寝具
よく眠れるように、布団はよく日に干してふかふかに。 枕は高すぎると寝苦しいので、首のカーブにちょうどよいものを選ぶ。
■運動・入浴
夕食後から終身2時間前くらいの間に軽い体操をしたり、ぬるめのお湯に入ってリラックスするとよく眠れる。
■生活リズム
活動と休息の生体リズムを乱さないことが大切。 夜12時前には就寝する。昼は活動的に、夜はくつろいで過ごす。