元気新聞

5月31日は、WHO(世界保健機関)が定めた世界禁煙デー。1989年から毎年この日に世界中で催しものが開かれてきました。日本では、5月31日~6月6日を禁煙週間として各地で禁煙推進活動を行っています。
じわじわとカラダを蝕んでいくタバコ。喫煙しれいる人の脳はニコチンに支配された状態です。なぜタバコを吸うのか?自身に問いかけてみたことはありますか。無煙の、スッキリとした、人生のつぎなるステージに向かってみませんか。



WHO(世界保健機関)は、ニコチン依存症=タバコ使用(喫煙)による精神および行動障害と定義しています。つまり、薬物依存の1つということです。愛煙家は「ニコチン依存症」といえます。
タバコを吸うと、また、吸いたくなります。これはどうしてなのでしょう。
禁煙の本質は脳の病気だということをご存知でしょうか?
1度タバコを吸うと、脳がニコチンを欲するので、もう1本、また1本と吸ってしまうのです。
タバコが吸いたいからではなく、脳が禁断症状を避けるため、ニコチンを欲して吸っている状態といえます。

まず、タバコを吸うと脳内にニコチンが到達します。すると、ドーパミン・セロトニン・ノルアドレナリンといった神経伝達物質が分泌されます。これらの物質には、脳に快感・抗不安・覚醒をもたらす働き(報酬効果)があります。それで、タバコを吸う行動習慣がやめられなくなってしまうのです。ニコチンがないと、脳が満足できなくなるというわけです。



日本でも2003年に受動禁煙を防止するための法律が施行され、受動喫煙の影響が広く知られるようになりました。
子どもを持つ喫煙者の方、「分煙」では子どもを受動喫煙から守ることはできないと考えたほうがよいかもしれません。換気扇の下で吸ったり、空気清浄機を置くなどしても、タバコの煙は予想以上に拡散し、室内に残留しています。さらに、タバコを吸った直後の喫煙者の呼気からの排出や衣類に付着した発がん性物質等タバコ煙の有害成分の遊離も無視できません。
これらを三次喫煙=Third-hand-smokeといいます。タバコを吸うことで、有害成分を周囲に振りまいていることになるのです。