かぜ? それともインフルエンザ?
急に熱が出たときは、あわてて医療機関に駆け込む前に、
落ち着いて適切な対応を心がけましょう。





◎まずは安静にして様子をみる

 発熱は、熱に弱い病原菌に対する体の防御反応です。むやみに下げようとせず、まずは安静にして様子をみましょう。寒気を感じたら、布団を多めにかけて体を温めます。寒気が引き、熱さを感じるようになったら、今度は布団を薄くして手足を出し、熱が外に逃げやすいようにしましょう。太い血管が通っている首や脇の下を冷やすのも効果的です。「汗をかいたほうがいい」と、無理に布団をかぶることは、熱の逃げ道をふさぐことになるので避けましょう。
 また、こまめな水分補給も重要です。寒気を感じるときは体が温まる飲み物を、寒気が引いたら冷たい飲み物に切り替えます。


◎解熱剤はここに注意

 解熱剤は、高熱による症状をやわらげるのが目的であり、病気を治すわけではありません。副作用のリスクもあるため、目安としては1日3回まで、6時間は間隔をあけて、様子を見ながら使用するようにしましょう。
 また、子どもの場合は、解熱剤の種類によってはインフルエンザ脳症を起こす危険があるため、服用は医師の指示に従ってください。夜、急に熱が出たからといって、家に置いてある解熱剤を安易に使用しないようにしましょう。



とくに気をつけたいのは…




子ども
 インフルエンザ流行期には、熱が出たらすぐに受診を。抗インフルエンザ薬(タミフル等)で治療期間が短縮できることがあります。登校・登園・外出は、熱が下がったあと2日たち、食欲や元気が回復してからにしましょう。







持病のある人
 慢性の呼吸器疾患や心疾患、糖尿病肝機能障害などの持病がある人は、インフルエンザが重症化するリスクが高くなります。まずは、感染予防を心がけ熱が出たときは早めに受診しましょう。







妊娠中の人
 37度台の微熱が2日以上続いたり、38度以上になった場合は、かかりつけの産婦人科に電話で指示を仰ぎましょう。妊娠中は免疫が低下するため、インフルエンザの重症化も懸念されます。感染予防に努め、予防接種や薬の使用については産婦人科医と相談しておきましょう。






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