元気新聞

秋の夜長…。
パソコンやスマートフォンに熱中し過ぎていませんか?
最近では、20~30代に老眼のような症状が急増し「スマホ老眼」という言葉が生まれるなど、ディスプレイ機器を起因とする目のトラブル、そこから派生する体調不良や病気(= VDT*症候群)が問題となっています。
ディスプレイを使って長時間作業を続けると、近くにピントを合わせる目の筋肉が疲労し、まばたきも少なくなりドライアイが進行。
そこへ、加齢やストレス、夜型生活、栄養の偏りなどが加わることで、頭痛や肩こり、吐き気といった症状が現れます。
目のトラブルは、全身のトラブルにつながります。
単なる目の疲れと侮らず、専門医に相談しましょう。
*VDT = Visual Display Terminals(パソコンやスマ ートフォン、タブレット端末など、さまざまな「表示機器」)

目の健康セルフチェック

当てはまる数が多いほどVDT症候群やドライアイの可能性があると考えられます。早めに専門医を受診しましょう。

口 目が疲れやすい
口 目がショボショボ、ゴロゴロする
口 目が重たいと感じる
口 目が乾いた感じがする
口 ものがかすんで見える
口 光をまぶしく感じる
口 わけもなく涙が出ることがある
口 目が痛む
口 白っぽい目やにが出る
口 目に少し不快感がある
口 目がかゆい
口 目が赤くなりやすい
口 まばたきが増えた
口 ものが二重に見える

目の健康を守る3つのポイント

●長時間ディスプレイを見続けない

長時間ディスプレイ画面を見続る ことは、目の周りの筋肉に負担がかかるうえ、ブルーライトの刺激が網膜に影響を及ぼします。
1時間のうち10~15分は休憩をとり画面を見ないようにする、遠くを眺めて目をリラックスさせるなど対処しましょう。

●目の乾燥を防ぐ

ディスプレイ画面を見続けてい るとまばたきの回数が減ってしまうため、目を保護する役割を担っている涙が足りなくなってしまいます。
意識的にまばたきをして涙でうるおし、さらに室内の加湿で、目の乾燥を防ぎましょう。

●規則正しい生活

昼夜問わずブルーライトを浴びていると、本来、朝に太陽光を浴びてリセットされる体内時計が狂ってしまいます。
最低でも6~7時間は睡眠を確保し、朝は太陽光をしっかり浴びる、就寝前はディスプレイ画面は見ないなどの生活リズムを心がけましょう。