元気新聞

ストレスの多い現代社会では、呼吸の浅い人が増えているといわれています。
セロトニンを増やす呼吸法を生活に取り入れ、ストレス耐性を高めましょう。

浅い呼吸はセロトニン不足を招く

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長時間デスクワークやパソコン、ゲームなどを続けていると、緊張により呼吸が浅くなりがちです。
呼吸が浅くなると「セロトニン」の分泌が弱まります。
セロトニンは、ストレスをコントロールする脳内物質のひとつ。不足すると、うつ病につながりやすくなります。

坐禅の呼吸法でセロトニンを増やそう

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セロトニンを増やすのに役立つのが、坐禅に使われる「丹たん田でん呼吸法」です。
通常の呼吸は横隔膜を使いますが、この呼吸法は下腹部の腹筋を使うのが特徴です。
坐禅の呼吸法といっても、あぐらをかいた状態ではなく、いすに座ったり立った状態でも行えるので、仕事中でも
気軽にできます。ストレスを感じたら、適時行うとよいでしょう。

セロトニンを増やす呼吸法(丹田呼吸法)

1 いすに座って背筋を伸ばし肩の力を抜いて、丹田に手をあてます。
  ベルトは少し緩めましょう。
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2 腹筋に力を入れ、肛門を閉めるように意識しながら、10~15秒かけてゆっくりと息を吐ききります。
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3 腹筋と肛門の力をゆるめ、その反動で自然に息を吸います。2,3を1分間に3~4回繰り返し5分ほど続けます。
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※丹田はおへその下に手をあてたとき、小指のあたりにあります。

下腹部がへこむのを手で確認しましょう。

point!
呼吸中は他のことは考えず、丹田に意識を集中させましょう。
息を吐くときに、「イチ、ニ、サン・・・」などと声を出しながら行うと、集中しやすくなります。