元気新聞

高温多湿な夏は汗が発散しにくいため、体に熱がこもりやすくなります。熱がこもると食欲低下や睡眠不足、夏バテの原因になります。

夏を元気に乗り切るために、効果的な体を冷やす方法を紹介します。

のどの両脇、わきの下、脚の付け根は、皮膚のすぐ下に大きな動脈が通っています。

この部分を冷やすと、冷やされた血液が体中をめぐり、効果的に冷やすことができます。

氷水を入れたビニール袋や保冷剤などをタオルに包んで体を冷やしましょう。


道路や庭などに「打ち水」をすると、その水が蒸発するときに気化熱で熱が奪われ気温が下がります。

濡れタオルや霧吹きなどで顔や腕を濡らしてから、うちわや扇風機などで風を当てると、打ち水効果で体温が下がります。


食材には、体を冷やす働きをもつものと、温める働きをもつものがあります。

暑い季節の旬の食材には、体を冷やす効果があります。

これらは、水分を補給するだけでなく、利尿作用のあるカリウムが多く含まれているので、体に必要な水分を補給しながら、不要となった水分を排出させます。

つまり体の中から冷やす冷却水の働きをしています。

上手にとりいれて、暑い夏を乗り切りましょう。

●夏野菜

トマト、きゅうり、なす、ピーマン、ゴーヤなど

●夏の果物

すいか、メロン、梨など

●南国の果物

バナナ、パイナップル、キウイなど