元気新聞

笑う角には福来る。健康長寿の医学からみても、まさにその通りです。

しかし、世の中には、いやなことが増えて、人間関係はぎすぎすしてきました。

新聞、テレビを見ると、おぞましい事件が毎日起こっています。

私たちの表情も、ついつい不機嫌になりがちです。

ストレスもたまる一方ですね。

こんなときお勧めなのが、1日10分の「リセット時間」健康法です。

是非一度、お試しください。

最大の罪が「不機嫌」 最大の功は「笑顔」


「人間の最大の罪は、不機嫌である」・・・・これはドイツの文豪ゲーテの言葉だそうです。

不機嫌な状態を医学的に言い換えれば、、ストレスホルモンが大量に分泌されている状態。

一方、笑いが免疫力をアップさせ、さまざまな病気の治癒効果を高めることは、臨床的にも明らかになっています。本当に笑わなくても、笑い顔をつくるだけでも免疫力がアップするという報告もあります。

不機嫌は体に悪く、笑顔は健康に良いというのは、すでに医学的に自明なのです。

しかも、不機嫌は人に伝染します。職場や家庭で、上司やお父さんが不機嫌だったら、不機嫌が広がって、「不機嫌な職場や家庭」になってしまうことでしょう。

不機嫌は自分にとって悪いだけでなく、他人にも悪影響を与える罪なのです。

「人間の最大の功は、笑顔である」

同じ顔を広げるなら、こちらを心がけたいですね。

たった10分 外界をシャットアウト  手軽なストレス解消法


ストレスに悩まされている人や、ついつい不機嫌になってしまう人にお勧めなのが、1日10分の「リセット時間」---自分だけの時間を持つことです。

私たちの体には、さまざまなセンサーが備わっていて、意識するしないに関わらず、常に外界からの情報を受け取り、それに反応しています。この外界とのやり取りの連続が、大なり小なり自分にストレスをかけているのです。

そこで、いったん外界を完全にシャットアウトして、一切の反応をしない時間を作り出すのです。

空気の澄み切った冬の夜空を見上げ、星座を鑑賞するにはもってこいの季節です。

座禅などを組んでみるのもいいかもしれません。

誰にでもできるのは、寝る前に布団に横になって、自分の体の声を聴くことです。

たった10分であっても、こうした時間がストレスから自分を解放してくれます。

心にゆとりが生まれ、自然と表情がゆるみ、笑顔がでるようになります。

スポーツや趣味に没頭するのもいいですが、なかなかそうした時間をつくれないなら、リセット時間の習慣を身につけるのも、ストレス解消法の1つです。