元気新聞

朝の目覚めがすっきりせず、午後も眠気に悩まされることはありませんか?
ひょっとすると、それは身体に合っていないマクラのせいかもしれません。

春眠、暁を覚えず―。
これは「春の夜は気持ちがよいので、ついつい夜更かしをしてしまい、朝になったのも知らずに眠りがちだ」という意味です。
しかし、夜更かしをしていなくても、春のポカポカ陽気は人の眠気を誘います。
そこで今回は、快眠に欠かせない「健康によい枕選び」についてご紹介します。
まず、枕で一番大切なのは、その高さです。
枕が高すぎる場合は肩こりや血行障害が起こりやすくなり、低すぎる場合でも同じように肩がこったり、顔がむくむなどのマイナス面があらわれやすくなります。
枕の理想的な高さは「その人が立っているときと同じ姿勢がとれる高さ」なのだそうです。
ここでいう枕の高さとは、枕そのものの高さではありません。
頭を枕にのせて一番沈み込んだ部分の高さを指します。
硬すぎず柔らかすぎず、頭が20%ほど沈む枕が理想とされています。
理想的な枕の高さは頚椎弧プラスマイナス1~2センチといわれています。
頚椎弧とは首の後ろの曲がり具合のことです。
私たち人間は人生の3分の1が睡眠といわれています。
快眠や健康に重要な役割を果たす枕を一度見直してみてはいかがでしょうか。

悪いマクラ


くぼみがないマクラ
首の骨(頚骨)を支える高さが足りずアゴが下がる。
→イビキ、肩こり

へこみすぎるマクラ
柔らかすぎるマクラは頭が沈んでしまい、睡眠が浅くなる。
マクラのない状態と同じ。

左右どちらか一方に偏っているマクラ
首が安定せず、首の筋肉が緊張して寝返りがうちにくい
→寝違え

高すぎるマクラ
首の骨(頚骨)が、圧迫される→首痛、肩こり

手前が高くなっているマクラ
①の逆のものでアゴが上った状態→イビキや呼吸器障害

良いマクラ