元気新聞




年の初めにちなんで、おめでたい話をしましょう。
昨年の統計によると、日本人の平均寿命は驚異的に伸び続け、男性79.59歳、女性86.44歳と、ともに4年連続で過去最高を更新し、特に、女性は25年連続の世界一の記録となりました。

平均寿命のほかに、これから何年生きられるかという「平均余命」という尺度もあり、これによると男性の50歳は約31年、60歳は約22年です。さらに65歳は約18年、70歳は約14年で、年を重ねるごとに平均寿命を上まっています。
とすれば、仮に定年を60歳としても、平均して20数年に及ぶ次なる人生が待ち受けていることになります。それは、赤ちゃんが生まれて結婚年齢に達する期間に相当します。
この歳月を有意義に活用しないと何とももったいない話です。

老け込まず、心身ともに充実して晩年をすごすには、有意義なケアが必要になリます。
まず、漫然と毎日を送るのではなく、生き方の見直しが必要です。生き甲斐、情熱を抱き、ユーモ溢れる生活、広い趣味や交際範囲をもつことが大切です。
次に、当然のことながら体力の維持、できれば増進が求められます。それには歩くことです。
毎日の生活の中に、ウォーキングの習慣を取り入れましょう。

また、活動のエネルギー源となる食生活に細やかな心配りが欠かせません。
栄養バランスを考えた食事で腹八分目に。そして、一口30回噛む習慣を。
よく噛んで食べれば肥満を遠ざけ、歯周病、認知症の予防にもつながるメリットがあるといわれます。

そして、年1回は、健康診断や人間ドッグを受け、定期的な健康チェックを行ってください。
健康長寿をめざし、今年も健やかな1年となりますように・・・。